行動修正~クセを改めると幸せが叶う

心を整えるときに重要なものさしになる書物に
『中庸』があります。


『中庸』『孟子』『大学』『論語』が四書です。
現代語訳されているのでぜひ一度はお読み頂くと
良いと思います。五経のほうは『易経』だけで良いです。


新興宗教などの教えは、
ほとんどが四書五経か大乗仏典に由来しています。
四書五経や大乗仏典を一度でも読んでいる人には、
それらの二番煎じになっていることがわかると思います。


その『中庸』にこう書いてあります。
「中は天下の大本にして和は天下の達道なり。
中和いたして天地に位し、万物を育む」


また、こうも書いています。
「中は喜怒哀楽のいまだ発する前にして、
ひとたび発して節にあたる」


この節度という部分が中のポイントで、
この節度を失った状態がメンタルの病んだ状態ということになります。


この「中」の実現の方法というのは
個々人によって違うものなのです。
なぜならば人はそれぞれ偏りを持つからです。
その人その人にとっての中というものがあります。


漢方では寒熱虚実というものさしがあります。
体が冷える寒の人には、その逆の熱を補う生薬を用います。
余分な熱をもつ人には、寒のほうへ向ける清熱の生薬を用います。
虚の人にはエネルギーを補い、実の人には余分なエネルギーを排泄させます。


つまり漢方もまた『中庸』の教えにそっているといえます。
節度を身体に取り戻すのです。


人生の悩みを解決するとか、心を癒して元気を回復する時にも、
その人の不足している部分を補い、
過剰な部分を除くということが肝要になってきます。


引っ込み思案過ぎるために行動ができない人には、
行動できる勇気を補い、
我が強すぎることで周囲とぶつかり苦労する人には、
謙虚さを補うのです。


クセを改めるという言い方もできると思います。
クセがある人という表現がありますが、クセというのが
その人の偏りなのです。


その偏りが人生を困難なものにしていることに気づき、
改善の方向性を悟ることが大切です。
自分の偏りとは何だろうか。
自分の改めるべきクセとは何だろうか。


これを考えていくことが、加速度的に人生を良い方向に
向かわせる秘訣です。

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