世界の見方を変えると苦しみから脱却できる

自分が正しいと思って行動しても、
身内からそれを否定されたり、
あなたの平安をおびやかす人物に出会ったりした時、

気分が害されて、イライラしたことはありませんか?
そんな時には、一度、上空から見下ろしてみてください。

神様のような目線になって、自分と自分を
とりまく状況を俯瞰(ふかん)するのです。

そのとき、神様であったら、こう思うだろうなあ。
神様であったら、こう考えるだろうなあ。
という想像力が大事です。

神様目線とでもいいましょうか。
この「俯瞰(ふかん)」ということができると、

自分の置かれた状況を客観視し、
その中で最善を見出すことができます。

俯瞰すると思わぬことに気がつくこともあります。
たとえば、自分が知らず知らず天狗になっていた、、、

ということもあるでしょう。
自分はまだ何も知らず、勉強もまだまだ足りず、
世間には上には上があるのに、、、

ついついそれを忘れて天狗になっていることがあります。
これは慢心という歪みなので、神様の応援が
弱くなってしまいます。

自分を信じ、自信を持ち、自己重要感を育てることは
大切ですが、それが慢心や天狗になると、
開運の道からズレてしまいます。

自分は全知全能の神様の分魂であり、
神の子なんだから、なんでもできる可能性が
あるんだと悟るのは正しいことです。

しかし、それが、他を見下す慢心になると、
神様に天狗の鼻をへしおられる試練を
与えられてしまいます。

そういう歪みに陥らずに、俯瞰を正しく行い、
神様目線で自己観察ができるようになると、
「ご主人公」が目覚めた状態といえます。

ご主人公とは、魂の感覚であり、道心のことです。
この意識を保つひとつの心得として、
古事記の中にある神様の御神名を覚えておいてください。

それが、正勝吾勝勝速日(まさかつあかつかつはやひ)
です。

この神様は古事記などの神典でおなじみです。
正勝吾勝勝速日(まさかつあかつかつはやひ)。

ただしくは、
『古事記』では、正勝吾勝勝速日天忍穂耳命、
または正勝吾勝勝速日天之忍穂耳命、

『日本書紀』では、正哉吾勝勝速日天忍穂耳尊
( まさかあかつかつはやひあめのおしほみみのみこと )
といいます。

この神様の働きというのは、
「正しく勝ち、自分が勝ち、そして、日の光のごとく瞬速で勝つ。」
というほどの意味です。どういうことかというと、

因果応報の理などの宇宙法則を完全に会得していれば、
どんな状況でも正しくそれを使いこなすので、
勝ちを得ることができるということです。

真理を悟り、会得すれば、必ず勝利するし、
それは、太陽光線が一瞬で周囲を照らすように、

立ち会った瞬間に、もう勝利は確定している、
ということです。

この言葉は合気道の極意として、
合気道開祖である植芝盛平翁がしばしば
教えていました。

宇宙の視点、つまり、神様の視点で
自分や世界を見下ろし、俯瞰することで、
どうすれば人が救われ、幸せになるか、

ほんとうの解答を瞬時に悟ることが
できるということです。

これをマスターするには、
「神様ならば、どう考えるだろうか」
「神様ならば、どうなさるだろうか」

という神様目線を持つ訓練が不可欠です。
これを続けると、やがては、
神人合一といった境地にまで到達するのです。

もちろん、そんな境地には、すぐにはいけませんが、
それを目指すというだけでも、俯瞰はマスターできます。

そうすれば、妄念妄想に振り回されないようになるし、
勘違いや錯覚もしなくなってきます。
そして、このような修業は終わりがありません。

ですから、「私には無理だ」とすぐにあきらめないで、
もしかしたら、自分にもできるかもしれないと、
肯定的に受け止めていただけたら幸いです。

ともあれ、これがわかってくると、
宇宙の正しさが自分の正しさに重なるので、
そのとき、あなたは、正勝吾勝勝速日を
会得することができるということです。

めざしてみませんか。
めざすことで、その方向性に進んでいけます。

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