思いやりとは想像力

思いやりとは想像力によって生まれます。
相手の心情を想像できる能力がないと、
思いやることはできないのです。

では、想像力はどうすれば育つでしょうか。
それは、主に読書によるのです。

本を読むことで、私たちは、いろいろな人物の
人生を追体験します。
その登場人物の心情を追体験するのです。

本以外ではアニメやドラマや映画でも追体験はできます。
しかし、多種多様な人物の多種多様な人生体験を
じっくりと追体験できるのは読書からです。

読書は、千年前、二千年前の人と対話できるツールです。
「論語」を読めば私たちは孔子の講義を聴くことができますし、
「自省録」を読めば、マルクス・アウレリウスの言葉を聴くことが
できるのです。

歴史小説でも良いですが、古典といわれるものは、
この想像力を育てることで、本当の思いやりを教えてくれます。
独善ではない、深くて大所高所から見た思いやりが育ちます。

思いやりだけではなく、困難に立ち向かう心のあり方、
試練を乗り越える心がまえなど、古典などの読書は、
私たちに多くを教えてくれます。

たくさんの歴史上の人物の人生を追体験することで、
自分一人の狭い人生経験から意識が広がるのです。
「賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶ」といわれるゆえんです。

実は潜在意識に吸収されたこれらの情報は、
必要に応じて、ヒラメキや発想や気づきとなって、
再び浮かび上がってくるのです。

豊かな潜在意識を育てるにはインプットが必要です。
インプットが少ないと、ヒラメキや発想や気づきも不十分になりがちです。

これが知識の吸収が大切である理由です。
読んだ内容を忘れてしまっても、一度読んだものは、
潜在意識にしっかりと入っているので心配ありません。

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